・病院管理栄養士歴11年
・8,000件以上の栄養指導をこれまでしてきました!
・2人の子育てママ
健康的な生活を送るためには、『血糖値のコントロール』が重要になるというのは、なんとなくご存じだと思います。
血糖値のコントロールを制するといっても過言ではありません。
主食って何?
ごはん、パン、麺類(そば、うどん、パスタ、中華麺)をいいます。
私たちの体のエネルギー源になり、主に炭水化物を多く含みます。
主食は適正量を守る
1食分の適量は性別や体格で変わります。
活動量に合わせて主食の量は調節しましょう。
「主食=ごはん」だけではありません。
ごはんの炭水化物同等量に相当する、他の主食をまとめました。
主食は自然に近いものがおすすめ
お米や小麦粉は、自然に近いと太りにくいです。
ごはんであれば玄米、パンやシリアルであれば全粒粉でつくられたものがおすすめ
玄米や小麦などの穀物の外皮を取り除かずに、まるのまま加工したもの
精製された白米や小麦に比べ血糖値の上昇がおだやかになります。
1日に食べる穀物のうち90gを全粒穀物に変えるだけで、心血管疾患と死亡リスクが低下するという研究結果が出ています。
▸1食だけでも全粒穀物に置き換えるのがおすすめ
▸ただし、全粒穀物にも炭水化物は多く含まれる
▸適正量を食べるようにしましょう
炭水化物の多い野菜とは?
炭水化物が多い野菜は芋類や根菜類です。
具体的に炭水化物が多いのは
じゃがいも、さつまいも、さといも、かぼちゃ、とうもろこし、れんこん、玉ねぎ
炭水化物が多い野菜を、ごはんに置き換えたら実際どのくらいの量か、目安を示しました。
炭水化物の多い野菜を図の量くらい食べる場合は、女性であれば主食を半分に減らす、男性も3-4口分減らすと工夫をすればよいです。
サラダに少量コーンが乗っている、煮物に1-2切ジャガイモが入っているくらいであれば、主食は減らす必要ないです。
外食・お弁当の炭水化物量にはご注意を
外食や買ってきたお弁当には適正量よりも、主食が多く入っていることが多いので注意です。
グルテンフリーは糖質フリーではない
最近流行りのグルテンフリーですが、痩せる食品と勘違いしている人もいらっしゃいます。
グルテンフリーだからといって糖質は変わりません。
小麦粉に含まれるたんぱく質の一種
グルテンにアレルギーがある人のために、原材料にグルテンを含まないことを指す
グルテンフリー=糖質フリーではない
グルテンフリー食品で、痩せるわけではありません。
たくさん食べていたら太りますのでご注意を。
まとめ:主食はなるべく少なめ、メインはしっかり、副菜はたっぷり!
「糖質をまったくとらない生活」はむしろ不健康まっしぐらです。
食事から穀物を外し、炭水化物を極端に減らすダイエットは長続きしにくく、リバウンドしやすいといわれています。
炭水化物(糖質)を摂らないことを目標にするのではなく、適量の炭水化物を摂ることを目指しましょう。
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